サマーキャンプとは、国内外で活躍するパラリンピア等を講師に招き、様々なスポーツを車椅子常用児に体験させるプログラムです。更に、相互協力や自己の持つ無限の可能性を信じて活動することの大切さを学ばせることにより、自立心の向上と積極的に社会参加できる人格形成を目指し、毎年継続して実施しています。
主催 : NPO法人バラエティクラブジャパン
場所 : 山形県尾花沢市 総合運動公園
講師 : 千葉祗暉氏、他パラリンピア3名
1日目 7月31日(金)
09:00 スタッフ・ボランティア集合
12:00 スタッフミーティング
14:00 開校式・HDPからの挨拶
14:30 フィッティング・シーティング講座
15:30 アイスブレイク/ストレッチ・車椅子講座

サマーキャンプ2009スタート!!
何と今年のサマーキャンプは、山形県尾花沢市の市制50周年行事に認定されており、開校式は尾花沢市の副市長である、笠原憲治氏の式辞でスタートしました。 その後HDPとしても挨拶をさせて頂き、参加者の子供たちに向け『この3日間の取り組みで、一人でも多く”一生の友達”を作りましょう!』と激励しました。
ボランティアさんの気遣い
開校式の後、さっそく目に留まったのはボランティアさんの行動でした。ボランティアさんは、参加者が少しでも早くサマーキャンプに慣れる事ができるよう、率先して行動・交流する様子が多く見らました。その甲斐もあって、昨年参加した子供たちはもちろんの事、初参加の子供たちもすぐに打ち解けて、子供同士で仲良く遊んでいました。

2日目 8月1日(土)
09:30 スポーツプログラム①開始
13:00 スポーツプログラム②開始
15:20 テニスのデモンストレーション応援
18:30 現地の方々との交流

しっかりと注意
2日目からは、待ちに待ったスポーツ競技の開始です。子供たちがケガをしないよう、講師の方は事前にしっかりと説明を行います。また、ボランティアの方々も、子供たちが道路わきの溝に落ちたりしないよう、安全の確保に余念がありません。 8月の暑さに加え、使用する競技用の車椅子は想像以上に体力を消耗する為、水分補給もしっかりと行います。
頑張る姿勢
初参加の子は、乗り方の上手な子や上級者の子に少しでも早く追いつこうと必死にチャレンジしていて、見ていて『頑張る!』という気持ちがひしひしと伝わってきます。
一方、毎年参加をしている上級者はというと、流石に何度も参加しているだけあって、自ら積極的に動きます。ただ競技を行うだけではなく、上級者同士でスピードを競うようになっていて、なんと38Kmものスピードを出す子供もいました。この子供たちの中には、今年の9月に行われるジュニアパラゲームスへの出場が決まっている子もいるそうです。

3日目 8月2日(日)
09:30 スポーツプログラム③開始
12:00 閉校式
12:40 記念撮影・後片付け
14:00 撤収

子供たちの成長
最終日の3日目は、子供たちも最後の時間を楽しむかのように過ごしていました。初日には動く事で精一杯だった初参加の子も、すっかり周りとも打ち解け、競技に夢中になっていました。
そして競技も全て終わり、閉校式です。
HDPからは、子供たちに少しでも励みになって貰えればとの思いから、『最優秀努力賞』と、『スタッフ功労賞』を用意し、それぞれに星野仙一チェアマンからの「夢」という色紙と、帽子をプレゼントしました。また、『敢闘賞』も用意し、バレーボールのトップリーグで活躍する、大分三好ヴァイセアドラーに所属する選手全員のサインが入ったバレーボールをプレゼントしました。
賞を貰った子はもちろん大喜びでしたが、貰えなかった子供たちも、『いいなあ、僕が欲しかった。来年は勉強もスポーツも努力して、もらえる様に頑張る!』と言っていました。今回用意した3つの賞は、賞を貰った子供にとっても、貰えなかった子供にとっても、とても意義の有るものになったのではないでしょうか。

HDPでは、子供たちがスポーツを通して強くなってほしい、成長してほしいという思いで、昨年よりバラエティクラブジャパンの主催するサマーキャンプに参加・応援しております。
今年のサマーキャンプでは、「去年参加していた子供の成長」や「どれだけ沢山の友達を作れるのか?」を確認する事も楽しみの一つでした。キャンプ中には、昨年参加した子から「星野さんのでしょ!」と声をかけられる場面もあり、非常に嬉しく感じました。
実際に参加をしてみると、子供たちが去年よりも元気に声を出していたり、車椅子を動かすスピードが早くなっていたり、昨年は途中で諦めていた子が『今年は最後まで頑張ろう!』と動く様子が見られたりと、身体的にも、精神的にも成長をしている様子が一目で分かりました。

毎年サマーキャンプに参加をした子供の中には、「受験の年以外は、毎年夏が来るのが楽しみ。」「全国に出来た友達に会うのが楽しみ!」と、サマーキャンプを心待ちにしている子が多く、他の参加者以上に声を出し交流をしていました。子供たちは自分がサマーキャンプに参加し、成長出来たということを認識して、積極的に動いたのではないでしょうか。こういった子供たちの姿を見ていると、3日間という短い期間を『悔いの無いよう過ごそう』という強い思いを感じました。
いつか、このサマーキャンプに参加をした子供たちが、何不自由なく暮らしている大人たちや同世代の子供たちに、本当の意味で「諦めずに頑張る気持ち」や「絆の大切さ」を教えてくれるのではないでしょうか。非常に大きな可能性を感じる事ができました。
主催の千葉様、バラエティスタッフの皆様、参加された皆様、お疲れ様でした。 HDPでは、今後もこの素晴らしい活動を続けて応援して参ります。





