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Jリーグ 川崎フロンターレ所属 24歳 陳野 玲子 HDPインターンシップ1期生 2008年2月25日~5月25日 サンノゼジャイアンツに派遣

アメリカ、マイナーリーグサンノゼジャイアンツで、HDPインターンシップ生として球団経営を4ヶ月間体験。
球団、スタッフがゲームの舞台裏で、いかに観客を楽しませるかという事にアイディアを注ぎ、徹底したファンサービスを当たり前のように行っている姿に衝撃を受けた。
帰国後、この経験をもとに川崎フロンターレに正社員として就職。
現在、球団グッズ販売の仕事を中心にアメリカでの体験を日本のサッカーに活かそうと頑張っている。

ある日、観客の方に言われた 「あなた、この仕事大好きなんでしょうね」という言葉。その言葉にとても励まされました。

▼ スポーツビジネスを学ぼうと思ったきっかけは?

私が、スポーツビジネスをやりたいと思ったきっかけは高校生のときです。私は高校3年間、ハンドボール部に所属していたんですが、そこに、社会人リーグのコーチの方が教えに来てくださってたんです。
ご自身も選手をされている方なんですが、 所属しているクラブチームが親会社から支援を断たれてしまったんですね。それで、そのクラブチームの選手たちが中心となって市民のチームを作り、活躍するようになった現在までの様子を近くで見ることができたんです。
その頃を同じくして、「スポーツビジネス」という言葉が耳に入ってくるようになりました。「ハンドボールのようなマイナースポーツを経営面から支え、助けたい」ということを最初は思っていました。

▼ そこからスポーツビジネスに興味が湧いてきたのですね。

はい。それで、どこで勉強ができるだろうと調べてみたら、「アメリカが最先端だ」ということを知り、「スポーツビジネスをアメリカで勉強してみよう」とアメリカへ渡りました。
オレゴン大学を選んだのは、大学院が「スポーツマーケティング」という分野で最近伸びてきていて、ナイキの創業者フィル・ナイトの母校ということもあり、ナイキと繋がりがあったりしていたからです。
大学院の卒業生ネットワークが広がりつつあるということと、大学院の教授達が 大学でも講義をしてくれる機会があるということが、決め手になりました。トータルで4年勉強しました。
一番印象的だったのは、オレゴン大学と隣町の大学との試合の雰囲気ですね。
私が住んでいた地域にはプロのスポーツチームがなかったんですが、フットボール・バスケットボール・バレーボールなど、試合があるときは全米から卒業生が帰ってきて応援するという、大変な盛り上がりでした。
日本の高校野球のように盛り上がるんです。すごいパワーですよね。これが、スポーツを支える原点だなと感じました。

大学卒業後は、オレゴンからL.Aに引っ越して就職活動をしていました。実は、一度はスポーツとは関係のない仕事を目指したのですが、日本の高校生を招いた日米交流野球のボランティアをする機会があって、「やはりスポーツの仕事がしたい」と強く思いました。
そのときにHDPのお話を聞き、インターンシップに志望させていただいたんです。

▼ インターンシップを経験して変わったことは?

インターンシップでは、ビジネスのアイディアや手法も学ぶことができたのですが、マイナーリーグの試合にくる観客が、試合だけでなく会場の雰囲気全体を楽しむたくさんの笑顔を見ることができました。
友人や家族ぐるみで親しい人たちが楽しむ場を提供する、エンターテインメントとしての球場の仕事を通して、スポーツが持っている人と人を結び繋げる力を身を持って体験することができました。
ある日、観客の方に声をかけられこんな言葉をいただきました。「あなた、この仕事大好きなんでしょうね。」と言われたのです。
私はこの言葉がうれしくてたまらなく、これからもスポーツに関わって 働いていきたいと強く思わせてくれました。
これからもスポーツに関わって働いていく上で、忘れられない言葉です。

▼ 帰国後、川崎フロンターレに就職されたんですね。おめでとうございます。

はい。インターン終了後、スポーツに関わる仕事を粘り強く探していたら、フロンターレが求人募集していることを知り、就職することができました。 現在、ここ川崎フロンターレ、オフィシャルグッズショップ、アズーロ・ネロで働いています。
ここには応援グッズからユニフォームなど、たくさんのフロンターレグッズが勢ぞろいしており、ファンのみなさんをお待ちしております。 商品在庫管理には自信があります!
「在庫部長」というニックネームもいただきました。(笑)
一番下の新人なので先輩から、教えてもらわなきゃいけないことばかりですが、 ひとりでも多くのファンのみなさんがチームを応援しに等々力にきていただけるようスポーツの楽しさ、笑顔を広めていきたいです。
試合の時には、等々力競技場内のショップでも販売しています。毎回来るファンの方々と顔なじみになって、 挨拶や、言葉をかけたり、かけられたりすることも素敵な瞬間ですね。
今年のフロンターレは海外から稲本選手も移籍してきていますし、凄いですよ!

▼ サッカーを通じてスポーツビジネスを盛り上げていきたいと思っているのですね。

インターンを始める前は、何かこの先使えるようなビジネスの手法やアイディアを盗むんだと意気込んでいました。
しかし、今振り返ってみてみると、もちろんそういうことも学んだとは思うのですが、それよりも、スポーツが持っている力、人と人とを結ぶ、引き付ける、繋げる力というものを改めて体感した時間だったように思います。
アメリカでは、スポーツ観戦を「家族向けのエンターテインメント」として売っている。家族はもちろんのこと、友達、会社仲間などなどいろんな関係の人たちが集う機会を提供する役割を果たせていたと思いますし、そういった観客のみなさんの笑顔をたくさん見ることができました。そして、スタッフとして働いた私にも、観客やチームスタッフのみなさん、地域の学校や団体の方たちなどと繋がりをもたせてくれたのだと思います。
国や人種などバックグランドが違えども、スポーツというものを通せば繋がることができることを身をもって体験しました。
サッカーの人と人とを繋げる力、スタジアムが一体になる感じは来て見なければわかりません。是非、スタジアムに足を運んでみてください。
きっとスポーツでしか体感できない醍醐味をこれからも、広く伝えていきたいと思っています。

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※インタビュー記事の内容につきましては、2010年4月1日時点の情報となります。

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