広瀬一郎 広瀬一郎 プロフィール 1980年 東京大学法学部卒業、株式会社電通入社
1984年 5月~ スポーツ文化事業局配属、ワールドカップを含めサッカーを中心とした スポーツのイベントプロデュース多数
1994年 11月 2002年ワールドカップ招致委員会事務局出向
1999年 3月~5月 環境問題研究のため米国ワシントンDCにOJT研修、6月 経営品質協議会認定セルフアセッサー資格取得、12月 Jリーグ経営諮問委員会委員就任(任期2年)
2000年 7月 (株)スポーツ・ナビゲーション設立、代表取締役就任(~2002年8月)
2002年 11月 独立行政法人 経済産業研究所上席研究員就任(~2004年10月)
2004年 6月 「スポーツ総合研究所(株)」設立(代表取締役所長)
2005年 4月 江戸川大学社会学部教授就任
著書:『「Jリーグ」のマネジメント』東洋経済新報社 2004年 など多数

メッセージ 日本のスポーツに「構造改革」が必要だという認識は広く、古い。それは小泉前首相が声高に叫ぶ、遥か前からのことだった。にも関わらず、最近までその問題に具体的な対処は成されずにきた。きっかけは、バブル崩壊後の「失われた10年」に相次いだ 「企業スポーツ」の廃部だったろう。それは同じ90年代にスタートを切った「Jリーグ」の隆盛と まさに対照的な現象だった。一方は自らの命運を自らが決める体制(マネジメント)つくりに成功し、他方は手を拱いていた、との分析も可能だろう。改革のキーが「マネジメント」であることがコンセンサスになるには 2004年のプロ野球再編問題まで待たねばならなかった。
今やスポーツ界にマネジメントを導入・樹立するという命題を疑う者は 時代認識の甘い少数者になりつつある。改革の必要性を痛切に感じていた我々には喜ばしい事態ではある。問題は「方法論」に移った、と言っていいだろう。この点において、特効薬は無い。地道ながら、「マネジメント・スキル」の確立と、その人材の確保と育成を進めるしかない。その方法は多様である。問題認識の広がりに伴って多くの機関が「人材育成」に名乗りをあげている。歓迎すべきではあろうが、「日本にそんなにノウハウあったか?」 との疑問が沸いてくる。そして「悪貨が良貨を駆逐する」事態を危惧せざるを得ない。
ホシノドリームズプロジェクトは、スポーツビジネスの先進国に範を求め、日本の志ある若者に実地体験をしながら学ぶチャンスを与える、王道を行くプロジェクトであると思う。大いに期待しよう。